サワダ建築事務所 ツーバイフォー工法
ツーバイフォーとは |ツーバイフォーは地震に強いか | ツーバイフォーは安い | ツーバイフォー外観デザイン | ツーバイフォーの工期 | ツーバイフォーのメリット | ツーバイフォーの構造
 
ツーバイフォーとは

ツーバイフォーとは、アメリカ・カナダで開発された建築工法で、別名「枠組壁工法」・「2×4工法」とも呼ばれます。「2×4」の単位はインチ。柱が、「2インチ×4インチ」の材木という意味です。
1インチは2.54cmですから、「5.08cm×10.16cm」の柱です。
在来軸組工法では、通し柱、隅柱は普通、「12cm×12cm」、それ以外の柱は、「10.5cm×10.5cm」です。
ずいぶんツーバイフォー工法の柱は細いと感じるでしょう。
そのかわり、本数が多いのです。在来軸組工法の場合、柱は最大4mに1本あれば良いのですが、ツーバイフォーの場合、0.5mごとに柱があります。
そして、その柱に「構造用合板」を貼り、壁とします。
基本的に2×4インチ(5×10cm)の断面の木材で作られた枠組に構造用合板を釘打ちした木製パネルを組み合せて床、壁、天井などの面を構成し、上からの重量や地震など横からの揺れを支えます。
 釘により組み立てる工法であるため、その釘の種類・本数などが構造強度の面から重要になりますが、一般の在来工法に比べると、地震に対する強度がかなり強いとされています。

長所
◆構造部材が規格化され、ばらつきが少ない
◆職人の技能に左右されにくい
◆工期が比較的短くてすむ
◆耐震性に優れている
◆耐風性に優れている
◆在来工法に比べ耐火性に優れている

短所
◆在来工法等に比べ開口部が制限される場合がある
◆在来工法等に比べ設計の自由度が低い


 在来軸組工法が柱で支えるのに対して、ツーバイフォー工法は壁で支えるというイメージです。

天井や床も同じように、在来が梁、大引きといった、柱と同じ材料を横にして使うのに対して、ツーバイは、2×4、2×6、2×10などを横にし、構造用合板をはって床や天井にします。(隙間の開いていないスノコのようなもの・・・?)

ツーバイフォー工法は、地震に強いか
同じ長さの壁の強度は、「土塗り壁」を「強度0.5」とした場合

  • ツーバイフォーの壁は、「強度2.5」
  • 在来工法タスキがけスジカイの壁は、「強度4」・・・建築基準法に定められています。
  • ツーバイフォーは壁の全部が、強度のある壁(耐力壁)になりますが、在来の場合、スジカイの入っていない壁は、耐力壁になりません。
  • 全部の壁にスジカイを入れてもらえば、在来工法はツーバイフォーより強いといえます。
  • しかし何が何でも強度を上げて施工すればよいかというとそうでもありません。
  • 最近の震災で倒壊した家の中には、1階と2階の強度のバランスが悪くて倒壊した事例もあります。
  • 面で支えるので、スジカイに比べて、力が一点に集中しないメリットがあります。

つまり、強度は設計次第です。バランスの良い耐力壁・・・これが耐震性の基本です。






ツーバイフォーは安い?
同じ間取りの2階建ての場合、材料費は2割くらいツーバイのほうが高くなります。
  • 輸入品が多いので、円高などによって影響されますが、在来の材料も輸入が多くなっています。
  • では、どうして安いというイメージになったのでしょうか。
  • それはツーバイフォーが小屋組3階建てを作りやすく、3階の面積も含めて坪単価を計算したとき、安く表示できるからです。
ツーバイフォーの外観デザイン
外観は在来工法でも同じに作れます。
  • ただ、窓とかキッチン・外壁材なども材木と一緒に輸入すると安くなるので、そういった場合メリットはあります。
  • 輸入品の木製窓は、雨漏りの心配に、十分気を配る必要があります。
ツーバイフォーの工期
確かに、大手メーカーの、工場生産タイプは、工事着工から完成までのスピードが早いのですが、間取りが決定してから、工場で生産するまでの期間があります。
  • 一般の方は、上棟から完成までの早さを感じていると思いますが、間取りが決まってから、上棟までの間に、工場で組立てる期間も必要です。
  • 間取りが決まってから、完成までの期間は、在来工法と、そう大きな違いは無いでしょう。在来工法のほうが速い場合も多いと思います。
ツーバイフォーのメリット
  • 強度の心配が、少ない。
  • 工場生産で、構造の手抜きができにくい工法ですから、建売を買うときはツーバイフォーをお勧めします。(誰がやってもそこそこ強い。)
  • 間取りについての制限も多く、自由性はないかわりに、必要な耐力壁は確実に確保できます。
  • 気密性も高いので冷暖房効率が良い。
  • 小屋組3階建て(2階の屋根が急で、その中に3階の部屋を作る方法)の建築が容易。
  • 原則的には、在来工法では、部屋の片方は4m以内(4m×7mなど)ですが、ツーバイフォーは、5mまで可能(5m×7mの部屋ができる)
ツーバイフォーのデメリット
  • まず構造用合板を多く使用するので、木tンとした材料と使用しないと、接着剤からでる有害物質による「シックハウス症候群」の可能性が高くなります。(以前は、クロスの接着剤からも有害物質がでていましたが、今はまともな業者は、ノンホルムアルデヒドの接着剤を使います。)
  • 気密性が高いこともシックハウス症候群に関してはマイナスです。充分な換気計画が重要です。
  • また、壁で支えているのに、結露の心配が高く、壁が腐ると強度が落ちるという場合があります。外側に断熱材を配置するなどして、耐力壁周辺の環境を、結露しにくい状況に置くことが大切です。
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